7月例会
7月の例会は理事の元長崎県立美術博物館西洋絵画研究の徳山光先生による
長崎県美術館所蔵スペイン美術の「須磨コレクションについて(1)須磨コレクションの公開」
という題でお話していただきました。
須磨彌吉郎(1892〜1970年)は第二次世界大戦中、特命全権公使としてスペインに赴任した際
1760点に及ぶ美術作品を蒐集しました。
1969年に全国巡回展が企画され1970年には長崎開港400年記念事業として長崎県立美術博物館で開催、後に
78点が寄贈され2005年現在501点が長崎県美術館に所蔵されています。
徳山先生は須磨コレクションの長崎県立美術博物館展示にご尽力され現在も研究を続けておられます。
ありとあらゆる作品の存在は西洋絵画を研究するうえで貴重な資料であるということです。
今回は会長お手製のカステラとクッキー、朝長愛さん手づくりパン・ボルガが振舞われました。